武蔵野美術大学で「留学生のための面接のポイント」講座を担当させていただきました(2019年12月10日)

講演内容:外国人留学生のための就職ガイダンス「留学生が合格するための面接のポイント」
日時:2019年12月10日
主催:武蔵野美術大学

はじめに、最新の就労ビザの動向と、許可事例・不許可事例をお伝えしたあと、メインテーマである「面接のポイント」をお話しました。

日本企業の面接で、企業側が学生の何を見ようとしているのか。これを知るには、日本の雇用文化や人材育成に対する価値観など、社会的・文化的背景を知っておく必要があります。

講義の中では、その背景も含めてお話しました。

講義の最後では、簡単な模擬面接も行いました。
模擬面接のテーマは「あなたはどのような仕事がしたいですか?その理由も教えてください。」という質問に対して、自分の内面にある理由をストーリーとして伝える練習です。
練習のあと、何人かの留学生に発表していただきましたが、さすが美大生。「やりたい仕事」も「その理由」もはっきりしている人が多く、中には人生のストーリーも含めて語ってくれた人もいました。

最後に、お手本(?!)として、担当教授の三代先生にも、「なぜ日本語教師になったのですか?その理由を教えてください。」という質問に答えていただきました。
さすが三代先生、深いストーリーがありました。

美大生は、才能あふれる方々がとても多いですが、デザイン系の求人の中で「新卒向け」のものが日本にはあまり多くないという現状があります。実際に、彼らがグラフィックデザインやプロダクトデザイン等の分野で就職活動を続けても、新卒で希望の職に就けるのは一部、というのが現状。
もっと日本の産業の中で、「デザイン」が重視されてもいいのではないか、と感じた一日でもありました。

武蔵野美術大学の三代先生、留学生のみなさん、ありがとうございました!
(小野)

一覧へ戻る